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稼働の共同所有とその実践

稼働の共同所有

開業以来、「稼働の共同所有」を旗印に企業向けのご支援を実践してまいりました。「稼働の共同所有」とは、私の一定期間の稼働(例えば、1ヶ月)を各社で共同所有(シェア)するモデルです。稼働とは、私の労働可能時間(事業的には営業日における有償稼働時間)をさします。従来は、所属や専任契約をすることで、1ヶ月の稼働を会社に預けることになりますが、フルフルに時間を占有いただくことが、双方にとっての最高のパフォーマンスが発揮できるとは限りません。来たる副業(複業)時代を見据えた働き方として サーバントワークス株式会社(エバンジェリズム研究所) 長沢智治としては、率先して新しい働き方を模索しておりますが、その一つの形がこの「稼働の共同所有」でもあります。「稼働の共同所有」では、各社で占有していただける稼働時間と、共有していただく稼働時間が存在することになります。例えば、訪問支援する際は、当然他社のご支援はできないので、その訪問時間が概ね「占有稼働時間」となります。逆に、どの会社にも占有されていない時間は、各社での「共同所有時間」となり、いつでもチャットできますし、場合によっては訪問してということも可能となります。ただ、一定のルールがないとなかなか共同所有とはいきません。共同所有時間において、1社からのご依頼・ご相談が頻発した場合は、実質的には1社による「占有稼働時間」になってしまいます。そのための原則ルールとして、以下を設けています。
  • 共同所有稼働時間は、ベストエフォートでの対応
  • 原則はオンラインでの対応
  • 共同所有時間での訪問が必要な場合はなるべく事前に予定を組む
「占有稼働時間」は、各社とコミットしているわけです。稼働の見積もりや請求は占有稼働時間をもとにおこないます。それ以外の時間は、ベストエフォートでの対応とすることで、明朗会計(実施前から双方とも費用がわかる)が実現できます。共同所有でのご支援が多めになってきたりといった場合は、占有時間を増やす方向でお話しをさせていただく場合もあります。

稼働の共同所有のイメージ

稼働の共同所有
稼働の共同所有
上図では、占有稼働時間が、週2回の会社(緑色)と、隔週1回の会社(紺)と週1回の会社(橙)があるイメージです。それ以外の時間は共同所有の時間となります。

稼働の共同所有の変化

最近の傾向としては、あらかじめ決めた日程での支援だとタイムリーにならないため、月あたりの回数だけ取り決めておき、訪問時に次回の訪問日を決めるケースも増えてきています。例えば「1日で終われず明日も」「隔週の予定だったけど、来週も」といったことです。また、作業場所をお借りできれば、共同所有時間内で他の仕事をしながら、都度ご質問に回答するなども行えます。それに伴い、今までは1回あたりの時間で価格設定としていましたが、これからは時間あたりの価格設定はスポット(単発)でのご支援にして、複数回のご支援があるものは、月単位で占有時間をベースにしつつ、見積もりをさせていただけく方式に切り替えていこうと思っています。

稼働の共同所有の利用者側のメリット

ご利用いただく方のメリットは、無駄に占有しなくて良いことに尽きるかと思います。完全に占有いただくよりは、時間を調整する手間を多少かけていただくことにはなってしまいますが、その辺りは、専用チャットなどを準備してカジュアルコミュニケーションで日程と内容の調整ができるように心がけていますし、今のところこのスタイルでうまくいっています。契約も、占有時間をもとに決めているため、月あたりのコストが明朗となります。

稼働の共同所有の提供者側のメリット

提供者側のメリットは、バランスがよいことです。
  • 複数持っている能力を活かす
  • 多くの経験を積む
  • 多くの人と繋がる
  • キャッチアップなどの時間もゆとりが出る
とメリットは大きいです。各社からの収入も月単位で明朗にできるため、中長期にわたる事業計画も立てやすいです。ただし、同時並行的にご支援をすることになるので、選択と集中は必要になります。コンテキストのスイッチが苦手な方は向いていないかもしれません。

実際のご支援内容

実際のご支援内容についてはこちらに詳しく書いております。
サーバントワークス株式会社

スタートアップ企業から上場企業までご活用いただいているご支援サービスを提供しています。決まり決まったご支援を提供するので…

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